涼しい夜風が、
上がりまくったテンションを下げることはなかった。
家路に着くと早速、奪うようにゲットしたCDを聴いてみる。
なるほど。ライブで初披露された新曲がすべて収められている。
CDには「Weapon peace human」と記されている。
??? 謎だ。
今回はすべて謎めいている。
ビートが効いて分厚い音で迫ってくる
CD バージョンにひとしきり耳を傾け、
今夜のライブを思い出し私は余韻に浸った。
まずライブが始まる前。私は不安だった。
ご存知の方も多いと思うが、
このところ「ともき日記」がアップされていない。
ビートルマニアの私は人気絶頂時に流れた
「ポール・マッカートニー死亡説」をつい思い出してしまう。
しかもライブ前、
最後の三日間の日記(10日〜12日)
の内容をご覧になればわかるが、なんだか謎めいている。
私は関係者に探りを入れ、いしざきともきはどうやら
体調が思わしくないようだという情報を入手した。
しかしそれもわざとらしくて怪しい気がする。
100%鵜呑みにすることは出来ない。
IMU のステージに、いしざきともき登場。
もちろん死んじゃいなかったし、
体調も悪そうには見えない。ケロリとしている。
インディアンがプリントされたピンクのTシャツを着ている。
でも何か雰囲気が違うような気もするが・・・。

ミステリアスな空気を漂わせつつ、ライブはスタート。
声もよくのびているし、定評のあるギター演奏も健在、
むしろいつもよりエネルギーを感じる。
1曲1曲が今まで以上に、なんだかずっしりとしている気がする。
豪速球を投げつけられている気分だ。
客席の雰囲気からすると、そう感じているのは私だけではないらしい。
体調が思わしくないという情報を私は頭の中から削除した。
そして毎回、
いしざきともきが別のミュージシャンの曲を演奏するのだが、
それもなかった。
MCで本人が語っていたがどうやらこの夏の間に合宿を行ったようだ。
3曲も新曲が披露され、そのどれもに新しい試みと野心が伺える。

やがて私は1st 、2nd ステージと
すべての演奏を聴くうち、ある確信を持った。
今回のライブはこの夏、
あるいはこれまでのいしざきともきの総決算なのだと。
体調が思わしくないのではないかと関係者は心配し、
謎めいた雰囲気も漂っていたが、
実はそれは、いしざきともきの「並々ならぬ無言の決意」を
勝手に誤って解釈しただけなのではないか?
日記を休み(そう云えば合宿中と思われる時期も日記を休んでいた)
真空の環境を作り、
そしてすべてオリジナルソングな上に、
新曲を3曲も用意して万全を期している。
これは「並々ならぬ無言の決意」と云っても過言ではないと思う。

CDを聴きながら、
アンコールも行われ大いに盛り上がったライブの余韻に浸り、
私は改めて凄いものを見せてもらったのだという実感が涌いてきた。
リラックスしたMC で我々を楽しませてくれもしたが、
そのエネルギーはしっかりと伝わるライブだった。
総決算を終えた次回、
9月29日がいったいどのようなライブになるのか、
私は今から凄く気になっている。
2004.09.15@IMU
1st
1.カラーページ
2.if
3.ソファ
4.パネル
2nd
1.Oriental blue monkey
2.アンチテキスト式
3.ラヴマグネット
4.a shining way
〜encore〜
街角クラッカー
<文・ik/写真・マッコ>
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